子どもたちの成長を感じるのは、英語が上手に話せるようになったときだけではありません。
一人で教室に入れるようになった日。
先生の英語を聞いて、初めて真似してみた日。
小さな声だった子が、お友達に自分から話しかけた日。
みんなと一緒に舞台に立った日。
長く子どもたちを見ていると、「できた!」の少し前には、その子なりの小さな一歩があることに気づきます。
今回は、これまでアシスタント講師として、そして教室でたくさんの子どもたちを見てきた中で、私が感じてきた「成長の瞬間」について書いてみたいと思います。
2歳、初めてお母さんと離れる日
2歳頃になると、人生で初めてといっていい「親離れ」の瞬間を迎えるお子さまがいます。
初めてお母さんと離れて、一人で教室に入る。
子どもにとっては、とても大きな出来事です。
入室するときに「わーっ!」と泣いてしまうお子さまを、私はこれまでたくさん見てきました。
でも、泣くことは決して悪いことではありません。
「離れたくない!」という自分の気持ちを、思い切り表現できているということでもあります。
お子さまにしてみれば、その瞬間は一生のお別れのような気持ちなのかもしれません。
不安なのは、子どもだけではありません。
ときには、お母さまが、
「私、ひどいことをしているのでしょうか」
と涙ぐまれたこともありました。
そう、ママだって初めてなのです。
私はそんなとき、
「大丈夫です。『お迎えに来るからね!』と元気に送り出してあげてください」
とお伝えしてきました。
保護者の方の不安は、お子さまにも伝わります。
だからこそ、送り出すときはできるだけ笑顔で。
そのあとは、私たちがお子さまのペースに合わせて寄り添っていきます。
泣き方だって、一人ひとり違います
入口で「わーっ!」と泣いて、入ってしまえば意外と平気な子。
レッスンの途中でお母さんを思い出して、また泣く子。
一生懸命我慢していて、お迎えに来たお母さんの顔を見た瞬間に泣き出す子。
本当にいろいろです。
泣きながら先生に “Thank you.” と言ってみたり(笑)。
Cookie Timeになったら、さっきまで泣いていたのが嘘のように元気になったり。
そんな姿もたくさん見てきました。
そして少しずつアシスタントに慣れ、先生に慣れ、お友達に慣れていきます。
教室が「知らない場所」ではなくなり、その子の世界が少しずつ広がっていくのを感じます。
言葉が分からなくても、子どもたちはちゃんと見ています
2歳のお子さまの場合、クラスには少し年上のお姉さん、お兄さんがいることもあります。
最初は泣いていたお子さまも、少しずつ周りを見ながら、レッスンの流れを自然に理解していきます。
お片付けの歌が始まったら、お片付け。
ハローソングが始まったら、みんなでごあいさつ。
サークルタイムが始まったら、先生の周りへ。
「次はこれをするんだ」
と、少しずつ分かるようになっていきます。
先生の英語をすべて日本語に置き換えて理解しているわけではありません。
歌を聞いたり、先生やお友達の動きを見たり、自分でも身体を動かしたり。
そうした経験を繰り返しながら、英語とその意味が少しずつ結びついていきます。
以前のブログでも書きましたが、子どもたちはまず聞いて、理解し、そして少しずつ言葉を使うようになります。
幼い子どもたちは、その過程を身体全体で経験しているのだと思います。
昨年泣いていた子が、今年は「先輩」に
そして進級すると、今度は自分がお姉さん、お兄さんになる番です。
これが、私が教室で見ていてとても好きな瞬間の一つです。
昨年はお母さんと離れるのが寂しくて泣いていた子が、今ではすっかり「先輩」。
初めて教室に来た小さなお友達と一緒に遊んであげたり、時にはアシスタントの真似をしてお世話をしてくれたりします。
中には、泣いているお友達に、
「なんで泣いてるの?ママすぐ来るよ!」
なんて励ましてくれる、しっかり者もいます。
「去年はあなたも泣いていたんだけどな」と、こちらはちょっと微笑ましくなります(笑)。
自分がしてもらったことを、今度は新しいお友達にしてあげる。
小さな子どもたちの間にも、そんなチームワークが生まれています。
英語を何個覚えた、何文話せたということとはまた違う成長です。
こうした素敵な瞬間に間近で出会えることは、アシスタント講師をしていて本当に嬉しいことの一つです。
恥ずかしがり屋さんにも、少しずつ自分の場所ができていく
「うちの子は恥ずかしがり屋で……」
「人見知りなので、みんなの中に入れるでしょうか?」
そんなご相談もよくいただきます。
でも、最初は恥ずかしそうにしていたお子さまも、クラスの中でお友達を見つけると、楽しそうに遊び始めることがあります。
先生と一対一で話すだけではなく、お友達と一緒に歌う。
一緒にゲームをする。
一緒に何かを演じる。
「自分だけ」ではなく「みんなと一緒」だから、一歩踏み出せることもあります。
そのうち、声が少しずつ大きくなったり、自分からお友達に話しかけたり。
その子なりのペースで、自分の居場所を見つけていきます。
「英語は知っている。でも、なかなか話せない」
英語の経験はあるけれど、
「単語は知っているのに、なかなか話せないんです」
とご相談を受けることもあります。
そんなとき、私は、
「頭の中には英語がたくさん入っていると思います。それをMLSの環境で、たくさん外に出してあげましょう」
とお伝えしています。
英語が出てくるきっかけは、一人ひとり違います。
お友達と遊んでいるときかもしれません。
先生から質問されたときかもしれません。
自分の好きなことについて話すときかもしれません。
MLSのレッスンでは、先生が一方的に話すのではなく、一人ひとりの子どもが「主役」になる瞬間があります。
自分が答える。
自分が演じる。
自分の気持ちを伝える。
そして、間違えても大丈夫。
そんな環境の中で、頭の中に蓄積されていた英語が、あるとき少しずつ「こぼれだす」。
私はこれまで、そんな瞬間を何度も見てきました。
小さな声が「伝えたい」に変わるとき
英語を話すということは、単語や文章を覚えて口にするだけではありません。
その先には、必ず「相手」がいます。
最初は先生に聞かれたから答えていた子が、ある日、お友達に自分から話しかける。
自分の気持ちを伝える。
そして、相手の言葉を聞いて、また言葉を返す。
「先生に言われたから話す英語」から、「この子に伝えたいから使う英語」へ。
そんな変化を見ると、私はとても大きな成長を感じます。
英語が、勉強するものから、誰かとコミュニケーションをとるための言葉に変わった瞬間なのだと思います。
英語と一緒に、子ども自身も成長していく
最初は、お母さんと離れるだけでも大冒険だった子どもたち。
先生やお友達の英語を聞き、身体を動かし、少しずつ真似をする。
やがて自分から英語を話し、お友達とやり取りをし、人前でも自分を表現するようになる。
もちろん、すべてのお子さまが同じ順番、同じスピードで進むわけではありません。
それぞれに、その子らしい成長があります。
でも私が長く子どもたちを見てきて感じるのは、
英語の成長と一緒に、その英語を使う子ども自身も成長している
ということです。
英語が話せるようになることは、もちろん大切です。
でも、
相手の話を聞くこと。
自分の気持ちを伝えること。
一歩踏み出してみること。
困っているお友達に声をかけること。
仲間と一緒に何かをやり遂げること。
MLSで子どもたちが経験しているのは、英語だけではありません。
保護者の皆さまへ
お子さまの成長は、いつも分かりやすく目に見えるものばかりではありません。
教室の前で泣かなくなった。
先生の歌に合わせて身体が自然に動くようになった。
お友達の名前を覚えた。
今まで小さな声だった子が、少し大きな声で言えるようになった。
そんな一つひとつも、大切な成長だと思っています。
そして、今できていることだけを見れば小さな変化でも、振り返ってみると、
「こんなに成長したんだ」
と気づく瞬間があります。
昨年泣いていた子が、今年は泣いているお友達を励ましている。
私は、そんな姿を何度も見てきました。
2歳の春、泣きながら教室に入ってきた小さな一歩も、いつか自分の言葉で堂々と気持ちを伝えるための一歩なのかもしれません。
焦らず、その子のペースで。
そんな一つひとつの成長を、これからも保護者の皆さまと一緒に見守っていきたいと思っています。
英会話MLSときわ台スタジオ
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聞く、理解する、真似する、話す――子どもたちが少しずつ英語を自分の言葉にしていく過程について書いています。
ときわ台スタジオで、最初の一歩を踏み出してみませんか?
「人見知りだけど大丈夫かな?」
「お母さんと離れてレッスンできるかな?」
「英語は初めてだけど、参加できるかな?」
そんな心配があっても大丈夫です。
最初から上手にできる必要はありません。
泣いてしまっても、すぐに英語が出てこなくても、その子のペースで少しずつ教室に慣れていけるよう、私たちも一緒に見守っていきます。
まずは実際の教室の雰囲気や、お子さまの様子を見てみませんか?


